梱包資材や食品容器などの製造・販売を手掛けているC社と、弁当用加熱装置「蒸熱BOX」を共同開発いたしました。同社は以前より生石灰式のヒモ引き弁当容器を販売していましたが、この旧来の方式による弁当容器にたいして、お客様から様々なご指摘・ご要望を受けておりました。
従来の生石灰の発熱剤は、とても大きく重いものなので、弁当容器自体も大きくなってしまうという欠点がありました。そのため、容器全体のサイズからみて、飲食物の収納スペースが小さくなってしまうことや、バックなどに入れて持ち運ぶのが不便であることなどで、お客様から敬遠されてしまうということもありました。
また、発熱温度が安定せず、蒸気も短時間しか発生しないために、加熱にムラがでて十分に温まらなかったり、反対に、異常高温になってしまうことなどによるクレームも多かったようです。
そこで、お客様からのニーズにお応えすべく、当社のモーリアンヒートパックを活用し、専用の発熱キットを開発しました。これにより、飲食物の収納スペースを十分に確保しながら、弁当容器のサイズをコンパクトにすることに成功し、また、短時間でムラのない加熱が可能になりました。
蒸熱BOXは、ホカホカと長時間発生する蒸気により、五感を刺激させながら、いつでも何処でも温かく美味しい弁当を楽しむことができます。
重要な会議、大切な法事、四季折々の行楽地などの様々な用途で、同じ時間を共有する皆様とのプライベートなひとときを大切にしながら、簡単に温かくて美味しい食事をとることができるということで大変ご好評頂いております。